2020.04.03

新型コロナウイルス 2020年4月2日 世界情勢ダイジェスト

COVID-19

政府の取り組み

 

アルゼンチン

アルゼンチンは、雇用主に60日間、労働者の解雇または停職を禁止しました。 

オーストラリア

オーストラリア政府は、無料のオンラインコースを通じて2万人の看護師に救急医療の訓練を受けさせるための資金として、410万ドル(250万ドル)を出資しました。 

ベラルーシ

ベラルーシ政府は、国の経済を支援するため、5000万ドルを提供しました。 

ブルガリア

ブルガリアでは、非常事態を5月13日まで延長することを決めました。 

カナダ

カナダは、パンデミックに関する最新情報を市民に提供するため、「Canada COVID-19」と呼ばれる新しいアプリを発売しました。

中国

中国の嘉県は、新たな感染者が急増したため、再び都市封鎖の措置が取られました。 

コロンビア

コロンビアは、国の緊急事態の間立ち退きを禁止し、家賃を凍結しました。この措置は、緊急事態が終了した後、さらに2か月間続きます。   

 キューバ

キューバは、感染対策を強化しました。例として、キューバの領海にいる全ての外国船の撤退要求や、全てのフライトのキャンセルなどが挙げられます。 

チェコ

チェコ政府は、消費者、会社、住宅ローンの支払いの6か月間の一時停止を許可する計画を発表しました。 

インド

インドは、感染に関する最新情報を提供するため、「Aarogya Setu 」と呼ばれる新たなアプリを立ち上げました。また、感染した人と密接に接触した場合にユーザーに警告することも目的としています。

インド

インドは、新たなPM CARES基金への外国からの寄付の受け入れを決断しました。同国は、2004年の津波災害以来、外国からの寄付金を受け入れていませんでした。 

イラク

イラク政府は、市民社会団体、民間企業、慈善団体に、感染対策を支援するためのリソースの提供を求めました。

ドイツ

ドイツは、都市封鎖期間を2週間延長し、4月19日までとすることを決めました。 

ドイツ

ドイツは、スタートアップ企業を支援するため、20億ユーロ(22億ドル)の助成金を用意しました。 

ケニア

ケニアは、危篤状態の患者の治療におけるクロロキンの使用を承認しました。 

オランダ

オランダでは、すべての医療従事者と、入院はしていないものの症状を示している患者の検査を拡大する予定です。4月中旬までに、1日あたり17,500件の検査を実施する予定です。 

パキスタン

パキスタンは、全ての旅客便の運休を4月11日の深夜まで延長することを決めました。 

パナマ

パナマ政府は、失業者や、生活に余裕がない100万人の市民を対象に、無料で食事を提供しています。 

ポルトガル

ポルトガルは緊急事態を15日延長して4月17日まで延長します。

ロシア

ロシアは、国内全体に救急車を配備するため、6,600万ドルを割り当てました。 

ロシア

ロシア政府は、感染の影響を緩和するため、個人と企業を対象に、減税を適用する権限を拡大しました。 

ロシア

ロシア政府は、海外に居住してロシアに帰国することができないロシア市民を対象に、財政支援の提供を計画しています。   

ウクライナ

ウクライナは、検疫措置を強化しています。新たな対策として、60歳以上の人々の社会的距離戦略、公園やレクリエーション施設への訪問制限などが指定されています。 

シエラレオネ

シエラレオネでは、4月5日から3日間の都市封鎖が発表されました。 

スウェーデン

スウェーデンは、地域と地方自治体がパンデミック時に必要なサービスを維持するのを支援するため、さらに220億SEK(22億ドル)の資金を用意すると発表しました。 

スイス

スイスは、苦戦している企業のために、420億スイスフラン(434億ドル)の支援パッケージの対象基準を緩和しました。スタートアップ企業や自営業者などもサポートする予定です。 

米国

米空軍の新たな組織AFVentures は、パンデミック対策への支援を中小企業に呼びかけました。これには、ウイルスがどのように蔓延するかを研究するのに役立つ可能性のあるテクノロジーの検索も含まれます。   

米国は、ウイルス対策支援を目的とした、USAIDの海外への物資の発送をすべて停止しました。 

米国国防総省は、Cerner Electronic Health Record展開プロジェクト中止し、COVID-19対策に焦点を当てています。 

WHO

WHOは、最新の状況についてレポートを発表しています。

COVID-19ホットスポット–過去24時間の米国

企業の取り組み

アディダス

アディダスは、支払い拒否を否定した後、すべての閉店した店舗の家賃を支払うことに同意しました。 

 

エアバス

エアバススペインは、医療従事者向けのPPEを製造するために、施設で3Dプリンターを使用しています。 

 

Air Liquide

Air Liquideは、PSA、Schneider Electric、Valeo とともに、50日間で10,000台の人工呼吸器を生産することを目指しています。

 

Amcor

米国を拠点とするパッケージデベロッパーであるAmcorは、N95フェイスマスクを医療従事者に寄付しました。これらのマスクは、H1N1インフルエンザの発生に備えて保管庫に置かれていました。

 

Banc Sabadell

Banc Sabadellは、20,000個の帽子を医療施設のフェイスマスクとスクリーンにリサイクルしています。帽子はもともと、現在キャンセルとなったバルセロナオープンでゲストに配られるギフトでした。 

 

ブリティッシュエアウェイズ

ブリティッシュエアウェイズは、コロナウイルスのパンデミックにより、全労働者の80%を停職処分にすると予想されています。 

 

CenturyLink

CenturyLinkは、病院の船を含む医療施設への高速インターネット接続を寄付しました。 

 

コストコとホームデポ

米国のコストコとホームデポは、一度に入店する買い物客の数を制限しています。 

 

Doosan Bobcat

韓国の照明機器メーカーであるDoosan Bobcatは、北米の施設での製造を停止しました。彼らは2020年4月20日に製造を再開する予定です。

 

Entergy

米国に本拠を置く電力会社であるEntergyは、2020年5月15日まで、未払い者への電力供給停止の猶予期間を延長しました。

 

FedExとUPS

FedExとUPSは、予想される遅延と混乱のため、サービス保証を一時停止しました。 

 

Henry Schein

Henry Scheinは、米国の医療専門家向けにBioMedomics の緊急検査キットの配布を開始します。 

 

IBM

IBMは、アーカンソー大学医学部と共同で、ウイルス検査と症状に関する質問への回答に役立つ「市民向けワトソンアシスタント」の利用を提案しています。

 

日本航空

日本航空は、2020年4月30日まで営業開始を延期しています。 

 

KamAZ

ロシアの自動車メーカーであるKamAZは、個人用保護具の製造を開始しました。

 

三菱自動車

三菱自動車は岡山、愛知、岐阜の各工場で生産を停止しており、2020年4月下旬に再開する計画。 

 

Qantas Airways

Qantas Airwaysは、シドニー空港内でのウイルス感染の懸念を広めたとして従業員を停職した事に対して、SafeWork NSW によって調査されています。 

 

Severn Trent

英国に本拠を置く水道会社のSevern Trentは、パンデミックの影響を受けた慈善団体を支援するために100万ポンドの緊急基金を立ち上げました。

 

シーメンス

シーメンスは、PPEおよび医療コンポーネントを迅速に生産するために、3Dプリンタによるアディティブマニュファクチャリング(AM)ネットワークをヘルスケアプロバイダーに開放しています。   

 

Teck Resources

Teck Resourcesは、チリのQuebrada とBlanca の銅鉱山の工事を一時停止しました。 

 

テルストラ

テルストラは、パンデミックが続いているため、顧客が予約をキャンセルし、技術者の現場への立ち入りをブロックしていると述べています。 

 

テルスコンベンションセンター

カルガリーのテルスコンベンションセンターは、ホームレスの緊急避難所に改造されました。 

 

トヨタ

トヨタは、アジア全域の医療従事者に、衛生的で空気浄化機能を完備した10台のシャトル車両を提供しています。サービスはタイのバンコクで始まります。 

 

ターキッシュエアラインズ

ターキッシュエアラインズは、2020年5月1日までさらにフライトを一時停止しています。 

 

Vodacom South Africa

Vodacom South Africaは、Discoveryとともに、患者がオンラインで診察を受けることができる無料の遠隔医療プラットフォームを立ち上げました。

 

フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンは、2020年4月30日までメキシコでの工場の操業停止を延長しました。 

 

ボルボ

ボルボは、ブリュッセルのVUB大学のエンジニアに102台のフロントガラスワイパーモーターを寄付しました。既存のコンポーネントから低コストの換気装置の製造に使用されます。 

薬・治療・ワクチン

 

マラリアの治療薬がCOVID-19に有効か

中国の医師は今週、マラリアの治療に使用されているヒドロキシクロロキンが、COVID-19ウイルスで軽度の体調不良を示した少数の患者への回復を速めるのに役立つと述べました。この研究は、中国の武漢にある人民病院で、平均年齢45歳の62人の患者を対象に実施されました。患者は軽症でしたが、全員ウイルスによる肺炎を発症していました。

 

COVID-19ワクチンに取り組むブリティッシュアメリカンタバコ(BAT)バイオテクノロジー子会社

BATの子会社であるケンタッキーバイオプロセッシングは、COVID-19ワクチンの前臨床試験を開始しました。これは、急速に成長する新しいタバコの葉を活用したテクノロジ(Tobacco Plant Technology)を使用して作成されました。伝えられるところによると、従来のワクチン製造技術と比較して、Tobacco Plant Technologyにはいくつかのメリットがあるとのことです。同社は、政府機関やパートナーからの支援があれば、6月から1週間で100万から300万回分のワクチンを製造できると期待しています。

 

COVID-19はギランバレー症候群と関連している可能性

ギランバレー症候群は、末梢神経系に損傷を与え急速な筋力低下をまねく病気ですが、COVID-19との潜在的な関連があることが発見されており、COVID-19の神経学的症状を示唆している可能性があります。 

 

社会的および経済的影響

 

アジア系アメリカ人に対するヘイトクライムの増加を報告

アジア系の人々に対する暴力は米国中で増加しており、FBIはまだ急増の警告を発しています。パンデミックが広がるにつれて、過去2週間に数千の人種差別の報告が提出されています。

 

ヤッファの抗議者が警察と衝突 

イスラエルのヤッファの住民は、検疫チェックポイントで身分証明書の提示を拒否したとして16歳の男性を拘留した際、警察と衝突しました。抗議者がタイヤを燃やし、治安部隊が群衆を分散させるためにスタングレネードを使用したため、状況はその後デモにエスカレートしました。 

 

米国内の失業率 660万人に到達

米国労働省によると、先週660万人以上のアメリカ人が給付を申請し、前週の330万人を大きく上回っています。アメリカ人の80%以上が現在ロックダウン措置のもとで生活しているため、この数はGoldman Sachsが予測した600万人に近い数字です。

 

イタリア初のコロナウイルス関連殺人

看護師のアントニオ・デ・パーチェは警察に、医師である彼のガールフレンドにコロナウイルスを移されたため、ロリーナ・カランタを絞め殺したと供述しました。両者は発生の最前線でシチリア島の病院で働いていましたが、速報によるとどちらもウイルスに感染していないことを示唆しています。

 

英国は「自分の収穫を集める」必要があるかもしれない

BrexitとCOVID-19の渡航制限によって引き起こされる季節的な移民労働者の不足は、英国が食糧不足を回元イングランド銀行総裁避するために自ら作物を収集する必要があるかもしれないと物流専門家は警告しています。

 

元イングランド銀行総裁、長期的封鎖は「非現実的」であると主張

マーヴィン・キング氏は、無期限の封鎖は現実的ではなく、大臣は「出口戦略」に取り組み始める必要があると警告している。ロックダウンが長引くと反乱を引き起こり、若者の将来の教育に影響を与えしまい、また市民のメンタルヘルスに悪影響を及ぼす、と主張しました。

コロナウイルスによる株式市場への影響(円は24時間における記事の量

 

地政学的影響

 

国際協力がなかった場合に予想される食料不足

WHO、WTO、食糧農業機関の幹部は、当局がコロナウイルスのパンデミックを適切に管理できなければ、世界的な食糧不足になることを警告しています。ロックダウンは貿易とサプライチェーンの大幅な減退を引き起こし、世界市場に影響を与える輸出規制をもたらしています。彼らは声明で、特に食料不足を避けるために、貿易は「可能な限り自由に」流れることを許されなければならない、と彼らは声明で述べました。

 

中国は北京市が感染数について嘘をついたことを否定

外務省のスポークス担当、Hua Chunying は、パンデミックに対する中国の対応を「オープンで透明性のあるもの」であるとして擁護し、流行の範囲が意図的に隠されていたというアメリカ情報機関の主張を否定しました。匿名の公式筋によると、ホワイトハウスが先週受け取った報告では、中国の死者数は不完全であると述べられています。

 

COP26気候サミット、2021年まで延期 

サミットは11月9日からグラスゴーで開催され、数十人の世界の指導者と3万人近くの代表が参加する予定でした。会場であるグラスゴーのスコットランドイベントキャンパスは、COVID-19患者向けの病院となります。

 

日本によるパキスタンへの援助

日本はパンデミックへの取り組みを支援するため、パキスタンに216 万ドルの救済を送りました。情報および放送に関する首相特別顧問、Firdous Ashiq Awan 博士は、日本が常に困難な時期にパキスタンを支援してきたことを述べ、支援を歓迎しました。

 

マイク・ポンピオ、ブルガリアでのCOVID-19対応について称賛

米国国務長官は、ブルガリアのボイコボリソフ首相と会談し、ブルガリアがCOVID-19の対策及び対応について称賛しました。また、米国とブルガリアの戦略的関係の重要性を強調しました。

 

サイバーセキュリティへの影響

 

日本サイバー犯罪対策センター、COVID-19関連キャンペーンについて警告

日本サイバー犯罪対策センターは、宅配便によるとされるメールフィッシング攻撃について警告を発しました。このメールには、ユーザーに無料のサージカルマスクが送付することが示唆され、リンクを介してメッセージを確認する必要があることが記載されています。 

 

COVID-19に関する財政的救済を狙ったソーシャルエンジニアリングキャンペーン

Proofpointの研究者たちは、COVID-19に関する財政的救済を狙った、ソーシャルエンジニアリングキャンペーンが存在していることを発表しました。これには、米国の医療機関や高等教育機関をターゲットにしたフィッシングキャンペーンが含まれます。

 

コロナウイルスをテーマにしたマスターブートレコードを狙った攻撃

SonicWallの研究者たちは、コロナウイルスをテーマにした攻撃が感染したデバイスのMBRを上書きしていることを報告しました。「coronavirus Installer」として識別される悪意のあるファイルは、「Covid-19」という名前のフォルダーを作成し、WindowsタスクマネージャーUACを無効にし、壁紙を変更し、レジストリを変更して永続的に侵入します。

 

個人情報や金銭を盗むことを目的としたコロナウイルスを悪用したキャンペーン

ESETの研究者は、ユーザーから個人情報や金銭を搾取しようとする多くのキャンペーンを観察しました。これには、世界保健機関または米国疾病対策予防センターになりすましているキャンペーンや、支払いの遅延や緊急の注文について言及するキャンペーンが含まれます。電子メールには、個人情報を盗むためのトロイの木馬が仕込まれた添付ファイルが含まれていることがよくあります。 

 

SNSLockerやその他の悪意のあるキャンペーンの配信に使用されるコロナウイルスをテーマにした攻撃

Securonixの研究者は、SNSLocker ランサムウェアの変種の配布に、メールでのコロナウイルス状況レポートが悪用されていることを発見しました。ユーザーがドキュメントを開くと、マルウェアはターゲットのデバイス上のデータを暗号化します。

 

 


本レポートの情報源について

本レポートは、OSINT特化型インテリジェンス(情報)収集・分析ツール「Silobreaker」が収集したオープンソースの情報を元に作成しています。レポート内のリンクに関しては、翻訳元の記事をご参考ください。

翻訳元:Silobreaker Societal & Economic Impact

https://www.silobreaker.com/covid-19-threat-digest-21-april-2020/

 


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